ひらけゴマ

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アメリカにおける所得格差は、日本とは比較にならない程の差があります。日本では想像ができない程立派な家や大きなクルーザを所有している人達を、フロリダの高級住宅地ではよくみかけます。一方私の住むタンパでは、失業率が12%と高い為、大きな道路の交差点や高速道路の入り口で、失業しているので助けて欲しい?と書いた紙を持つ人や、ペットボトルを道路で売っている人、これもたくさん見かけます。

只、アメリカ社会を見ていて、社会の中で所得の分配システムが自然な形で確立されているのかなと思います。所得の低い人でも、奨学金制度が充実しているので、勉強をする気があれば、奨学金を受け取り勉強する事ができます。実際、私の大学も 実に多くの学生が何らかの奨学金をもらい大学に通っています。一方、大学も州財政が厳しいのですが、個人の寄付により、建物や研究施設が作られています。

10 Jul 8 1

目加田設子中央大学教授によると
“米国の助成財団による助成金の合計額は約2兆7千万円なのに対し、日本は約600億円。個人の寄付額は、米国が23兆円なのに対して日本は220億円で、約100倍の開きがある。日米間では人口が倍以上、GNPも約3倍の開きがあるので一概に比較するには無理があるだろう。文化や風土、なにより建国の歴史・経緯の違いもある。しかし、それでも日本の寄付・社会貢献費は桁違いに低い。色々な理由があろうが、一つには寄付を促す税制が未整備という問題がある。”

これは税制だけの問題だけでなく、個人の意識の中に、日本人とアメリカ人との意識の差があるのかなと思います。大学だけでなく、日曜日に大学近くの教会に行くと、お金による寄付という事だけでなく、自分達のできる事で、社会の為に役に立てる事をしようというボランティアの精神が確立されている感じがします。

今朝のCNNでは、Alec Baldwinという俳優が、自分の資産の一部をニューヨークの大学に寄付を紹介していました。 単なる奨学金制度ではなく、後継者を養成したいとの事でした。

今の日本に必要とされているのは、寄付に伴う税制改革だけでなく、社会の構成員として、ケネディ大統領の就任挨拶でも語られている、“社会が自分に何をしてくれるのかでなく、自分が社会の為に何ができるか”という事を、一人でも多くの日本の人達が意識しながら社会生活をすれば、日本社会も大きな変化を起こせるのではないかと思います。

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